木造の魅力
木造の魅力
鉄骨やコンクリートに比べて、木造住宅は台風や地震などの自然災害、火事などに弱いのでは?というイメージを持たれがちです。しかし、日本では古くから神社や仏閣などの建築物に木材が使用され、数千年前に建築された法隆寺は世界最古の木造建築でもあります。木造の魅力について紹介していきます。
Point1
木造住宅のタイプ
住宅には木造住宅以外に「鉄筋コンクリート造」と「鉄骨造」があります。見た目や住み心地、耐震性や断熱性、防火性など、それぞれの工法に特徴があります。その中でも木質系の住宅は、日本の戸建住宅の約70%を占めています。基本的に木造住宅とは主要構造部に木を使った住宅の事で、「在来工法」「2×4工法」「工業化パネル構法」などの種類があります。 その中でも一般的に普及しているのが「在来工法」です。日本の伝統構法を発展させた「在来工法」は日本の気候風土に適し、増改築がしやすいとされています。また、2000年には耐震基準が大きく改正されています。地盤調査の地耐力に適した基礎を使用する事の義務付けや、接合部に使用する金物を指定し柱の引き抜きを防止するなど、耐震性に対するチェックは高まっています。
Point2
木造の魅力
木の素材や木造住宅を求めている人は多いです。その理由は木が昔から人間と関わってきた歴史があり、人の生活に馴染みやすいからです。木材は鉄やコンクリートに比べて断熱や保湿性に優れ、夏は涼しく冬は暖かいという特徴があります。 また、空洞をたくさん持っている木材は音や光を反射させるため、目や耳が疲れにくいといわれています。空洞を持つ木材は呼吸しているともいわれ、湿度が高い時は空洞に水分を吸収し、乾燥している時は水分を放出する「調湿作用」があります。この調湿作用によって結露を防ぐ事ができ、カビやダニが発生するのを抑えてくれます。自然素材はアレルギーの心配もありません。
Point3
木造リフォーム
木造リフォームはプランの自由度が高い事も魅力です。最初に紹介した「在来工法」の場合は、梁と柱で支えているため間取りの変更を容易に行う事ができます。壁をなくしてリビングを拡大したり天井を吹き抜けにしたりできますので、理想とするデザインやプランを実現しやすくなります。
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